ハワイでヨガをしたとき、東京ではできなかったポーズがスッとできた。
同じ自分なのに、なぜ?──その答えは土地が持つ“エネルギー”にあった。
ハワイで起きた、予想外の変化
エネルギーの存在とその影響をはっきり認識したのは、
今から20年近く前、初めてハワイを訪れたときのことでした。
その旅行は、3泊5日の強行スケジュール。
航空券があったので「せっかくだからハワイでも行く?」という軽いノリで決めたもので、正直、何の期待もしていませんでした。
当時の私は、「ハワイは芸能人が年末年始や夏休みに行く場所で、外国版の熱海みたいなもの」という、かなり失礼な勘違いをしていたのです。
私のその認識が完全に崩れたのは、ホテルで行われていたフリーのヨガのクラスに参加した時でした。
滞在中、ホテルで無料のヨガクラスがあると知り、「時間もあるし、無料だし…」と軽い気持ちで参加しました。
海辺で進むクラスは英語。先生はこちらの様子など気にせず、テンポよく進めていきます。
そのうち、とんでもなく難しそうなポーズを始めました。
「ちょっとそれは無理です〜」と伝えるのも面倒で、とりあえずついて行ってみると…
なぜか、スムーズにできてしまったのです。
東京でヨガを習ったときは体が硬すぎて心が折れていたのに、です。
同じ自分なのに、なぜ?
来てまだ2日ほど。
何か特別なトレーニングを受けたわけでもないのに、なぜか体が柔らかくなっている。
そして、東京に戻れば、また元どおり体は硬くなりました。
ハワイの土地の持つ力が、私の体に影響し、柔軟性を引き出していたのです。きっとあの時の私に必要なエネルギーだったのでしょう。
振り返ると、この経験は「土地のエネルギーが肉体にまで影響する」という確信をくれた、忘れられない出来事になりました。
空港の匂いにもエネルギーがある?
ところで、海外から日本の空港に降り立ったとき、「日本の匂い」を感じたことはありませんか?
よく言われるのは日本の空港は「醤油の匂い」がするというもの。
韓国の空港では「キムチの匂いがする」と言われたりもします。
これは単なる物質的な匂いなのか、文化や土地のエネルギーの一部なのか…。
私には、その両方が混ざったように感じられます。
この匂いを嗅ぐと同時に、日本文化圏に戻ってきたな、と感じます。
実際、日本行きの飛行機に乗っただけで、「日本文化圏に戻った」という感覚が訪れることもあります。
その感覚が心地よいか、重く感じるかは人それぞれですが、この違いが、エネルギーなのです。
北海道と本州のエネルギーも違う
これは多くの北海道の友人も言っていることなのですが、北海道から羽田に着いたときにも、微妙に違う匂いがします。私の考えでは、エネルギーの違いなのだろうと思います。
新千歳空港に降り立つと、
飛行機の窓から緑色の大地が一面に見えて、
同時に大自然に包み込まれるようなふわっと広がる大地のエネルギーが感じられるます。
一方で、羽田空港に降りると、きちっとした都会のエネルギーを感じます。
電車に急いで乗らないと、という気分になり、自分の中の東京モードにスイッチが入ります。
その土地が持つ“空気感”は確かに存在するのです。

より大きなもののエネルギーを受ける
ハワイでの体が柔らかくなる体験を通して、私ははっきりと感じました。
私たちの体や心は、自分だけの力で動いているわけではないということを。
土地のエネルギーや文化のエネルギーは、その一例です。
ほかにも、星回り(ホロスコープ)、家族や先祖から受け継ぐエネルギー、所属する社会や国が持つ集団的なエネルギーなど──私たちは常に、より大きな力の影響を受けています。
それらはあまりにも大きく、空気のように当たり前になっているため、普段はその存在に気づきません。
けれど、確かに私たちを形づくり、行動や感覚にまで影響を与えているのです。
次回は、その中でも特に強い影響力を持つ「集団深層意識」についてお話しします。

スターオブベツレヘム