ブログ『アスクレピオスの泉』は、ギリシア神話に登場する名医・医神のアスクレピオスを祀った古代の聖域アスクレペイオンに泉があったら、という想像をしてタイトルをつけました。
アスクレペイオンでは、病の治癒を祈願する神殿があり、自然の中に囲まれ、美味しい食事と芸術や運動やヒーリングなども行いながら、治療は主に夢を見ることで行われ、一種のリトリートのようなことが行われていたそうです。
自分で自分を癒すという道を振り返ってみると、マウントシャスタに通って自然と触れ合ってきたこと、飛騨やバリ島などで経験してきた数々のリトリート、長期にわたって行ってきた夢について取り組んだ心理療法、シャーマニズムのアプローチの中で行ってきたジャーニング、絵を描くということを通して、自分の本質と向き合うプロセスを行なってきたこと、犬との関係、馬に乗るということを通じて身につけてきた実際的な体と心の使い方など、ヒーリングのセッション以外の様々な形で、自分を癒すというプロセスを進めてきたなあ、と思うのです。
本当にたくさんの体験を通して、生きるということを信じられなかった自分が、自分の魂のやりたいことに耳を傾けて、自分の今のこの肉体と環境で、楽しんで生きていこうと思えるようになったのです。
この道を歩み始めた頃、どの道が正しいのかわからず、不安でいっぱいでした。その中で、自分の心の声に耳を傾けてきたこと、自分の内側から湧き出るものを大切にしてきたことは、間違っていなかったなあと思います。泉というのは、自分の内から湧き出ずるものの象徴です。
自分が癒えてくることと、自分の内なる源泉から湧き出るものと出会うことは、同時に起きていきます。このブログに立ち寄った皆さんが、自分の内側から湧いてくるものに、耳を傾けるきっかけになれば、と思います。
※このブログに書かれていることは、生きるということはどういうことなのかを真剣に考えるためのものであり、いかなる宗教とも関係はありません。
コメント