荒れ地の方が根が深くなる 〜私の荒れ地は恵みだった話〜

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粗く耕された土の方が根が深くなる

「奇跡のリンゴ」という本を読みました。完全無農薬りんごを作る大変さを知ると同時に、印象に残ったことがありました。

深く根を下ろす、ということについてです。

木村さんは、りんごの無農薬栽培の前に、稲の無農薬にも取り組んでいて、その時にイネ科のヒエで実験をした話がありました。

粗く耕した田と丁寧に耕した田と比べてみると、田植え直後は、粗く耕した田の方が、成長が遅い。
しかし、夏になると急激に伸び始める。
根っこは、粗く耕した方が、根の張り具合も、根の数も比べ物にならないくらいしっかりしている。
当然、そこまで根が深く張っていた方が、台風などの天災にも強くなるという。

「奇跡のリンゴ」(石川拓治著) p.90より

おそらく、荒れ地の方が最初根を張るのに時間がかかり、すぐには成長することができないが、一旦根を張ることができたら、ぐんぐん成長するのだろう、とのこと。

苦しかったから続けてきた

同じことが、人生にも言えるのではないかと、感銘を受けました。

ヒーリングを学んできて、なぜヒーリングを学ぶのか、ヒーリングが必要なのか、と何度も何度も自分に問いかけてきました。

どう考えても、自分が生きるのが辛かったから、なのです。

何かが人生に欠けている、でもそれが何かわからない。
ただ、今の自分が苦しい、というのだけはわかる。

なぜ辛いと感じるのか、
何が辛いと感じているのか、
どうしたらそれは無くなるのか、
どのようにして、この人生を楽しんで生きていくことができるようになるのか、
その心の仕組み、魂の仕組み、を知りたい。

そのように考えてきたのは、ひとえに、自分が苦しかったからなのです。
その苦しさは、この道を歩むことをやめさせず、続けることを選びました。

荒地に根を下ろすのと同じことでした。

根を下ろしている時は、無我夢中で、苦しみばかり感じられました。

しかし、気がついてみると、自分の歩んできた道は、深く、地中に根を張るように、思いの外深いものになっていたのです。

そしてそれは、決して揺らがないものになってきています。

@Lake Siskiyou

人生の荒れ地について考える

自分の根を深く下ろしていくことは、自分の中の源泉(SOURCE)に触れ、掘っていく旅路です。(これが屋号ハンズオンヒーリング札幌SOURCEの由来です。)

生まれた境遇が、ちょっと大変だった。
今、人生で大変なことを経験している。

このような経験は誰にでもあるかもしれません。

それは、自分の根を深く下ろすための、人生の荒れ地の時、だとしたら、少しは力が湧いてくるかもしれません。

どこかでこの話を読んだ人が、いつの日か、自分の根っこについて思い出すきっかけになることを願って、このことを書き留めておこうと思います。

マウントシャスタで始まった道

自分を苦しめる(笑)、人間関係の仕組みを知りたいときは、『関係性エネルギー療法』
自分の軸をしっかりさせたいときは、チャクラから。『アルケミープラクティス』
ヒーリングってなんだ?と思ったら、こちらを『エネルギー療法とは〜幸せな人生を生きるために〜』

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この記事を書いた人

ハンズオンヒーリング札幌SOURCEのプラクティショナーのきむです。
School of Healing Arts and Scienceの卒業生。神学科在籍。
趣味は乗馬。絵を描くこと。

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